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中国で過激なテスラいじめ勃発…世界一になるために何でもする「ヤバすぎる現実」

運転ミスも企業責任に、恥も外聞もなし

最初のパフォーマンス

2021年上海モーターショーは4月21日から28日までの8日間開催された。その開催前の4月19日と20日に実施されたメディア内覧日の初日に、米国の電気自動車メーカー「特斯拉(Tesla)」(以下「テスラ」)社の展示ブースで同社に対する抗議活動が行われた。

上海モーターショーでの抗議行動 中国SNSより

抗議活動を行ったのは女2人、男1人のグループで、彼らは胸に「刹車失霊(ブレーキ故障)」という文字とTeslaの「T」をデザイン化したテスラ社のシンボルマークを赤インクでプリントした白地の半袖Tシャツを着て、ひたすら大声で「ブレーキ故障」と連呼していた。

そうこうするうちに、女の1人が突然ステージ上に置かれていた展示車の屋根(ルーフ)によじ上り、ルーフの上に立って周囲に向かって「ブレーキ故障」を叫び続けたのであった。この抗議活動は多数のメディア関係者の目前で展開されたので、彼らによって中国全土へ報じられた。

その詳細は5月13日付の本コラム「テスラが上海モーターショーでクレーマーに踏みつけられて中国に屈服」を参照願いたいが、彼らの抗議活動はテスラ社から購入した電気自動車Model 3による交通事故がブレーキ故障に起因するものだと訴えたものだった。

さて、上述の抗議活動からわずか18日後の5月7日にテスラ車による新たな交通事故が発生した。それは5月7日昼の12時頃に広東省北部の韶関市で発生したもので、事故車両は上述の抗議活動の対象となったのと同じテスラ車のModel 3であった。5月7日に韶関市公安局湞江(トウコウ)分局の発表によると事故の状況は次の通りだった。

 
             《警情通報(事故発生通報)》
 2021年5月7日12時頃、1台の小型トラックが西から東方向へ走行して湞江区五里亭の鳳凰路に差し掛かった時、1台の小型乗用車に追突され、小型乗用車の運転者が即死した。通報を受けた後に韶関市公安局湞江分局交通大隊の警官が速やかに現場へ到着して事故処理を行った。目下、事故現場の処置は完了しており、事故の原因調査および後始末が進行中である。
            韶関市公安局湞江分局   2021年5月7日

この小型乗用車がテスラ車のModel 3であった。

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