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株高に踊らされた夫婦は、1500万円の投資信託を買ってすべてを失った

そう、私はカモだった

投信なら安心だと思っていた

マイナス27%―。取引報告書を持つ手が震えた。1500万円の元手が、手数料を差し引けば1000万円近くまで目減りしている。基準価額の推移を示すグラフは、ジェットコースターのような急降下を描いていた。

神奈川県在住の立石祐治さん(75歳・仮名)と信子さん(71歳・同)夫妻が投資信託で大損を喫した瞬間だった。

「実を言うと、もう500万円以上儲かってるんだ。銀行に置きっぱなしなんて、もったいない」

祐治さんが元同僚にこんな話を聞いたのは、'18年の秋だ。この頃、日経平均株価は2万3000円に迫ってバブル後最高値水準となり、「3万円越え」も囁かれていた。

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「妻にそのことを話したら、『うちもやろうよ』と言い出した。とはいえ投資経験はありませんでしたから、とりあえず口座を持っている銀行の系列の証券会社に行ってみたんです」(祐治さん)

資金は1500万円ほどあること、なるべく短期で結果を出したいと伝えると、「最初は焦らず、比較的リスクが低い国内債券型の投信にしましょう」と勧められた。

「でも、言われた通りに3銘柄購入したのですが、1年ほど待っても含み益は2%。『これじゃ、増える前に死んじゃうよ』と、買い替えを相談することにしました」(祐治さん)

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