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韓国・サムスン電子、コロナ禍でも「異常な好業績」を叩き出せているワケ

「構造的な強さ」があった

売上高21兆円

コロナ禍の下でも三星電子(サムスン電子)の好調は止まることはない。三星電子は三星財閥の中心となる企業であり、韓国の企業においてもその存在感はずば抜けている。

まず、三星電子の突出振りをイメージするために、韓国銀行の「企業経営分析」で把握できる、韓国の全企業の資産総額、売上高、当期純利益に三星電子が占める割合を見てみよう。ちなみに、「企業経営分析」では、金融および保険業の企業以外の民間企業の貸借対照表、損益計算書などのデータを集計しており、韓国の企業全体の資産や利益の大きさを測ることができる。

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「企業経営分析」の最新値は2019年のものであるので、2019年の数値を見ると、三星電子の資産総額は352.6兆ウォン(2019年の円・ウォンレートで換算すると33.0兆円)であり、企業全体の6.6%を占めている。

次に売上高を見ると、230.4兆ウォン(同21.5兆円)であり、全企業の5.6%を占めている。ここまでで三星電子の企業全体に占める割合は高いと言えるが、当期純利益はさらに割合が高くなる。三星電子の当期純利益は21.7兆ウォン(同2.0兆円)であるが、これは企業全体のなんと19.6%にもなる。つまり、三星電子1社で全企業の2割程度の利益を稼ぎ出しているのである。

韓国最大の財閥は三星であるが、二番手は現代自動車である。その中心となる企業である現代自動車は、三星電子と比較すれば少し遜色がある。資産総額と売上高は三星電子の5分の1程度、当期純利益で8分の1程度にとどまっている。

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