相次ぐ買収の目的は?
では、「フリート」や「スペース」などの他のサービスの人気機能とそっくりな機能はなぜ追加されたのか。
それは、他のサービスの人気機能を搭載することによりユーザーを拡大し、プラットフォームとしての価値を高めるためと考えられるだろう。
これは、様々なサービスの買収の目的とも重なっている。4月には、クラブハウス社に買収を持ちかけていたと報道されている。ユーザーに人気の高い機能を求めて買収を試み、失敗したためにそっくりな機能を搭載したと考えられるのだ。
その他にもTwitter社は、ニュースレターサービス「Revue」、広告を取り除き読みやすくする「Scroll」などの買収を立て続けに発表している。

Scrollは、導入を計画する定期課金のサブスクリプションサービスの一環として活用予定と言われている。サブスクリプションサービスの名称は「Twitter Blue」で、月額2.99ドルーー、との見方が最近一部メディアで報道されたばかりだ。
買収はもちろん、広い意味で収益性を高めるためという目的でも行われているのだ。