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大活躍の大谷翔平はどれほど凄いのか…メジャー球団記者たちはこう見る

スポーツだけでなく社会への好影響も

今、野球では多くのパフォーマンスを数値化できるようになっている。

投手の投げた球の回転数、どのくらい変化したのか、打者の打った打球の速度など、いろいろなことを測り、比べることができる。

それでもエンゼルスの大谷翔平を十分に測るだけの物差しを私は持っていない。ベーブ・ルース以外に誰も成しえていないことをやっているからだ。

打ってはメジャー2位に並ぶ14本塁打、投げては6試合に先発して防御率2.37で45三振を奪っている(5月23日時点)。

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4月下旬、メジャーリーグファンが集まる英語の投稿サイトで「大谷のすばらしさは測ることができるか」と質問を投げかけたところ、米国人と思われる匿名の参加者からこんな書き込みをもらった。

「大谷は、アメリカの野球界が過去100年間にわたって見たことのない存在で、ほとんどのファンは、彼のような前代未聞の選手をどのように評価していいのかわかりません」

そして、こんなたとえを付け加えてくれた。

「動物園に行ったとしましょう。動物を見に行ったら、そこにユニコーンがいたのです。ユニコーンについて聞いたことはあっても、誰も見たことがない。大谷はそれと同じです」

ユニコーンとは、額に一本の角が生えた馬に似た伝説の動物である。宗教画に描かれているのを見たことはあるし、物語を聞いたこともある。しかし、実際には存在せず、誰も見たことはない。

野球の神様と呼ばれるベーブ・ルースは、ほとんどの現代人にとっては写真や映像でしか見たことのない伝説の人である。今まで、ルースのような選手を想像したことはあっても現実には見たことがなかった。そこに大谷が現れたのだ。野球ファンの想像上の選手の体現化が大谷だと言えるのではないか。

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