FRaUwebにて連載しているバービーさんと富岡すばるさん。二人の直接対面のトークが初めて実現したのが、バービーさんがパーソナリティを務めるTBSラジオ「週末ノオト」(毎週土曜13時放送)の5月15日の放送だった。富岡さんの記事を読んでいたというバービーさんからのラブコールが実現し、週代わりのパートナー、TBSの藤森祥平アナウンサーと3人で女性蔑視のことや男性の生きづらさの問題、そしてLGBTQのカミングアウトの話などを繰り広げたのだ。FRaUwebでは、バービーさんの実体験もどんどん飛び出したその中身を特別再現。

その前編では、富岡さんのライターデビュー作となった出会い系アプリの話にはじまり、ブリトニー・スピアーズやマドンナ、マイケル・ジャクソンと、富岡さんが多くのアーティストからも学んだという女性蔑視の現状について赤裸々トークをお届けした。後編ではバービーさんがセクシャリティについて踏み込み、ずっと疑問に思っていた「カミングアウト」のことをまっすぐに質問。浜崎あゆみさんについても二人の熱いトークが炸裂!

バービーさんとの化学反応は…写真提供/TBSラジオ
富岡すばるさんがSNSで公表しているプロフィール:イケメンと歌姫が好きなアラサーゲイ。10代のネクラ非モテ期の反動で20代で3度の整形を経てSMバーなどに勤務、借金返済と性の求道に明け暮れる。30代でフェミニズムに目覚め、SNSで意見を発信し始める。今は失われた青春をとりもどすため、昼の世界で奮闘中。
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カミングアウトってしなければいけないの?

バービー 改めて富岡さんのセクシャリティについても伺ってもいいですか? プロフィールにゲイだと明記されていますが、実生活では明らかにされていますか。

富岡 親しい人だけに話してますね。

バービー 私自身はカミングアウトが必要なのかどうかってイマイチピンと来てないんですが、どう思われます?

富岡 僕みたいにあまり人に会う仕事でない場合はカミングアウトする機会がないに等しいんです。僕はいまカミングアウトする必要のない人生を送れています。でも人と会う仕事、上司と付き合いがあるような仕事だと毎回嘘つかないといけないんですよ。

バービー たしかに嘘をつくのって自分も傷つけるし、疲れちゃいますよね。

富岡 嘘をつきつづけるのも慣れてしまったので別になんとも思わないんですけども、それがしんどい時期はありましたね。なら話したほうがって思って話したこともあります。

バービー これって永遠のテーマなのかなって思うんですけど、カミングアウトをしたほうがいいっていうのが100%正解ではないなって思うけど、自分がしたいって人ももちろんいる。お仕事の現場で聴いてなくても名乗ってくださる方もいらっしゃるんです。そのジェンダーによって対応が変わることはないので、あ、ありがとうごございます、話してくれてって気持ちだけなんですが、毎回毎回自己紹介のときに話す方も負担なのかなって。

富岡 だから実生活で話すときは、ぼくは今後もプライベートでつながれるなって人にだけ話しています。仕事の話のみとかプライベートでつながらない人には言わなくていいかなって。

バービー 言った時のデメリットや偏見も生じたりっていうことも?

富岡 ホモは気持ち悪いっていうセリフも聞いてきているので、ちょっと恐怖もあるのも理由のひとつですね。

バービー もし自分が解放されたくてカミングアウトしたいって人がいるとすれば、何かアドバイスとかありますか?

富岡 カミングアウトとはかならず性的指向を宣言することがカミングアウトではないと思っていて、つまり、隠しはしないけれど自分から言わないっていうのもひとつのカミングアウトだと思っています。極論言うと、自分の心が一番安らかでいられるときが一番いいと思うんですね。会社の都合だったり友達の都合だったりで変わってくることもあると思うんですが、無理して話す必要もないし、でも話さないとつらいっていうのなら、無理してひた隠しにする必要もない。でも話した時に冷たい反応もらったのであれば、その人とは遅かれ早かれ別れる運命にあったって割り切れますし。自分の心が安らかでいられることを大切にしたほうがいいです。

バービー 私だって女性にときめくことはあるし、カテゴライズする必要はないですよね。それをわざわざ毎回毎回言わなくても、自分が心地よければいいですよね。