絵本がもたらす素晴らしい効果とは
理数系への興味を導く入り口としてオススメしたいのが、「絵本」です。
絵本には、様々な効果があるといわれています。脳が著しく発達する幼児期に絵本を読み聞かせることで、感情が豊かになる、言語能力の発達、想像力を鍛えることなどがいわれています。
その絵本がなぜ、理数系の入り口となるのでしょうか。
懐かしいあの名作絵本『はははのはなし』(加古里子・作 福音館書店)では、ごはんを食べてから、口の中で何が起こるのか。虫歯はなぜできてしまうのか、歯はなぜ大切なのか、楽しいイラストと心地よいテキストで知ることができます。
この絵本を読んで、子どもたちは、楽しみながら、歯についての知識をつけることができるのです。
『ぐりとぐら』(なかがわ りえこ・作/おおむら ゆりこ・絵 福音館書店)・『しろくまちゃんのホットケーキ』(わかやま けん・作 こぐま社)では、多くの子どもたちが、カステラやホットケーキに魅了されました。
卵や牛乳などの材料を混ぜて火にかけると、おいしそうな食べ物に変身する様子は、まるで魔法です。料理が登場する絵本も、科学への興味の扉といえます。
こうして読んだ絵本の影響を受け、子どもは周りの物事に興味を持ち、成長していきます。