「貧乏な結婚」はしたくない…パパ活にハマった33歳OLが婚活を止めた理由

パパ活~新貧困時代の女たち(1)後編

ここ数年、パパ活というカジュアルな呼称で性商売に手を出す女性が増えている。

パパ活アプリを使って資金援助してくれる男性を探し、食事やデートあるいはその先の行為を提供して稼いでいるのだ。

彼女たちはなぜ、パパ活に手を出してしまうのか。

記事前編では1回5万円で本番行為を行い、月50万円の収入を得ている33歳女性へのインタビューを掲載した。後編では、彼女がパパ活にはまり込んだ背景を探っていきたい――。

※本記事は、パパ活女子がインタビューで語った内容を一切脚色せずにまとめたものです。決してパパ活を推奨する意図ではないことを注記します。

 

パパ活だけで月50万を稼ぐOLの素性

CASE<1>
名前:美奈(仮名)
年齢:33歳
職業:損害保険会社勤務
パパ活歴:3年

「今日もこれから銀座でパパ活です」

インタビューを終えた美奈さんは、そう言ってにっこりと笑った。憂鬱そうな素振りも躊躇も一切なく、むしろ楽しんでさえいる様子で。

パパ活だけで月50万円を稼ぐという彼女の毎日は、とにかく多忙だ。

コロナ禍によりオフィスに出社するのは週3日程度だというが、出勤日は仕事の後に必ずパパ活を入れている。また週末に至っては、朝・昼・晩と効率よく3人のパパに会えるよう完璧な日程調整をしているという。

「お金に換わることを知っているから、時間を無駄にしたくないんです」

彼女は都内に家がなく、親族の所有する埼玉県内のマンションで賃料0円の一人暮らしをしている。出勤でも私用でも、わざわざ東京に出てくるなら、パパとのアポイントを入れて稼ぎたいらしい。

なぜそこまで貪欲に……と尋ねたくなる。というのも、前編の記事を読んでいただくと分かるとおり美奈さんは経済的に困窮していない。

一人暮らしではあるが上述の通り家賃は不要だし、実家も同じ埼玉県内にあって、戻ろうと思えばいつでも戻れる。

さらに言えば彼女は、大学教授の父と専業主婦の母のもと大切に育てられた一人娘だ。埼玉県内の中高一貫校から都内の有名女子大に進学し、卒業後は大手損害保険会社に就職した。コロナ禍でも減給されないし、派遣切りに遭う心配もない。一般的に見れば恵まれた人生を送っている。

それでも美奈さんは常時10人のパパを同時進行し、空き時間をパパ活で隙間なく埋めているのだ。

いったい、どうして。何が彼女を突き動かしているのだろうか。

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