2021.05.16
# エンタメ

大ヒット『ドラゴン桜』が示す、この16年で「ジャニーズ」に起きた“巨大な変化”

ヤンキーから「いい子」へ
霜田 明寛 プロフィール

時代が来るのを待っていた「嵐」

では、2005年当時、バレーのイメージキャラクターの先輩にあたるグループはどうしていたのか。

ヤンキー風が隆盛を極める頃、嵐は“いい孫”をしていた。

1999年にデビューした嵐がブレイクしたのは2007年で、まだこの2005年の時点では最前線にいたとは言いづらい。“ヤンキー風”とは言い難く、どちらかと言えば“いい子”だった彼らは、時代がやってくるのを待っていたのかもしれない。

〔PHOTO〕Gettyimages
 

事実、この年の10月には、松本潤出演のドラマ『花より男子』が放送されており、社会現象となる2007年の続編、2008年の映画版へと繋がっていく。

ジャニーズJr.時代から、高学歴にも関わらず、へそピアスをつけるなど少しヤンキー風の芽があった櫻井翔も、2006年の『NEWS ZERO』の曜日キャスター就任を経て、社会的にも“いい子”に。

2005年には『まごまご嵐』という、日本のおじいちゃんおばあちゃんのもとに嵐が出向いて1日孫になる、という牧歌的な番組が開始する。尋常ではない安心感だ。

その安心感はもともと魅力ではあったが、5人の仲の良さも加わり、2007年のブレイクを機に広く好感を持たれることになる。そして2011年の東日本大震災を経て「絆」や連帯が叫ばれる風潮の中、嵐が“背負う”立場で紅白歌合戦の司会などを務めたことで、より強い国民的な支持を得ていくようになる。

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