「贅沢したいだけ」5万円で体を売り、パパ活で月50万を稼ぐ大卒OLの本音

パパ活~新貧困時代の女たち(1)前編
安本 由佳 プロフィール

「甘い蜜」が金銭感覚を狂わせた

パパ活を始めたのは3年前、30歳の時です。婚活仲間の友人がきっかけでした。

合コン前に二人で時間を潰していたら、いきなり「実はパパ活してるんだ」とカミングアウトされて。めちゃくちゃ驚きましたよ。

友人は公務員をしている真面目な子で、ルックスも特に華やかなタイプじゃないんです。

あまりの衝撃に目を丸くして彼女を見ると……その首元に、ヴァンクリーフ&アーペルのネックレスが輝いていました。白蝶貝のアルハンブラ。

パパ活で手に入れたのか。そう思ったら、しがないOLの給料で我慢している自分が心底バカらしくなりました。

というのも当時の私、羽振りの良かった彼と別れた直後で、誰にも頼れない生活の惨めさを痛感していたところだったから。

飲食チェーンを経営する彼は12歳年上で、贅沢が大好きな人でした。なんでもない日にもグランメゾンで食事したり、年に何度も高級リゾートに旅行したり。私が最初に手にしたバーキンも彼に買ってもらったものです。

かなり恩着せがましかったし、高圧的な態度にはうんざりさせられたけど……同世代の彼氏じゃ絶対に無理であろうかなりいい思いをさせてもらいました。

別れた理由は、些細な口論から暴力を振るわれたこと。一気に気持ちが冷めてすぐに縁を切りました。女性に手を上げるような人と将来なんて考えられないし。

 

なので、別れたことに後悔はありませんでした。ただ何が辛いって、もはや自分の給料だけでは暮らせなくなっていたことです。

誕生日がきてもブランド物を贈って貰えないし、何より普段のお買い物……例えば化粧品や洋服なんかも彼に買ってもらっていたので、それらを全部自分で払うとなるとまったくお金が足りないんですよ。

――この子がやってるんなら、私だって。

まるで縁がなさそうに見える友人が、実はこっそりパパ活していた。その事実は、衝撃と同時に安心も与えてくれました。

これまで水商売もしてこなかった私がパパ活に手を出したのは、この友人の存在がかなり大きかったですね。

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