日本株「大荒れ相場」で、プロが「テクニカル分析で“大注目”する15銘柄」の全実名

大川 智宏 プロフィール

「急騰・急落」相場に注目せよ

そして、このシンプルなルールに従って、日経平均株価について3種類のGC・DCの投資パフォーマンスを累積したものが、以下の図である。

図:日経平均 期間別GC・DCの投資効果
図:日経平均 期間別GC・DCの投資効果 出所:Datastream
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この結果から、見るべき点は2つある。

1点目は、短期のGC・DCの効果はそれなりだが、中長期はまるで投資効果が出ていない点である。ただ、短期も効果が出ているとはいえ、2013年以降で見れば上下しつつもほぼ横ばいであり、一貫してプラスのリターンを生み出しているとは言い難い。

つまり、冒頭の図内でしっかりと相場の転換点を当てていたケースは、単なる「偶然であった」可能性が高いということだ。

 

たしかに、直近だけを見れば、中期の投資効果は強いのは事実で、このことは特に矛盾はない。しかし、それ以前の期間は概ね横ばいかやや負のリターンを生み出しており、有用な指標だと胸を張って言える結果ではない。

2点目は、GC・DCが強い投資効果を生み出すのは、相場が急騰、または急落する局面に限られるということだ。

2005年の小泉相場、2008年リーマン・ショック、2013年のアベノミクス相場、2014年の日銀追加緩和、そして足元のコロナ・ショックと、大きなイベントが発生してボラティリティが急騰し、市場自体が転換点を迎える際に高いリターンを上げる傾向がある。

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