日本株「大荒れ相場」で、プロが「テクニカル分析で“大注目”する15銘柄」の全実名

大川 智宏 プロフィール

4月、5月に起きたこと

まず、改めて説明するまでもないほど一般的な指標ではあるが、GC・DCの基本的な見方・使い方の確認からだ。

実際の事例として、直近の日経平均株価の推移と、一般的にGC・DCの判別に用いられる25日と75日の移動平均線を表示したものが以下の図である。

図:日経平均のGC、DCの事例
図:日経平均のGC、DCの事例 出所:Datastream
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最もオーソドックスな形としては、長期のトレンド線(上図では75日移動平均線)を短期のトレンド線(同25日移動平均線)が下から上へと突き抜ける場合がGCのサインとなり、一般的には買いのエントリーポイントとして解釈される。

一方、その逆で、長期を短期が上から下へと突き抜ける場合がDCのサインで、こちらは一般的に売りのシグナルと解釈される。

そのうえで、上図の日経平均株価(グレーの線)の動きと照らし合わせて見てみると、時系列で2020年始近辺にDCのサインが発現し、その後2020年3月に日経平均は急落を見せた。続いて、5月ごろに今度はGCの買いシグナルが発現し、その通りに株式市場は一方的な上昇相場を見せた。

そして、足元の2021年4月から5月に短期・長期のトレンドが重なってDCに近い動きを見せた後、株式市場が「セル・イン・メイ」の法則通りに急落を見せたことは言うまでもない。

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