3 瞬発力  

~激化する東大受験 学力だけでは不十分~

時間管理と自己分析が適切にできれば成績は順調に伸びますが、東大合格に必要な最後の1ピースは瞬発力です。スポーツを例にとって考えてみましょう。野球の監督やコーチは野球に関する知識や経験は豊富ですが、実際に野球の試合をするとなると若い現役の選手にはなかなか勝てません。勉強でも同様に、知識を持っているだけでなく、素早く使える瞬発力もまた必要なのです。この知識の引き出しをスムーズにするために時間が無いなりに編み出した方法が、「思考の傾斜配分を常に意識する」ということです。

仕事がある日のスケジュールと思考傾斜を書いたノート↓

写真/著者提供
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私は家事の時間、仕事の時間、移動の時間といった時間で、タスク別に自分がどの程度脳のリソースを割けば支障なく行動できるかを把握し、残りのリソースを使って勉強のことを考えていました。例えばお風呂に入ったり、洗い物をしたりする時はそこまで作業に注意を払わなくて良いので、作業と勉強の割合を1:4程度の割合とし、解けなかった問題を再度考え直したり、失敗したことの分析を頭の中で整理していました。このように思考の傾斜配分をコントロールする訓練を積んだ結果、思考のメリハリをつけることができ、限られた時間で瞬発力を養うことができました。