# 新型コロナウイルス

アメリカで「ワクチン接種」して分かった、これから日本で起きる「意外な結末」

ワクチン「出国ツアー」が始まる…
飯塚 真紀子 プロフィール

ワクチン「有効率」って、なんだ…?

アジア系において、「モデルナ100%vs.ファイザー74.4%」の有効率となると、大きな違いがあるように思える。

実際、アジア系の親たちはこの記事を子どもたちに送り、モデルナのほうを打つよう勧めたという。ニュースサイトを見ても、アジア系には有効だからという理由でモデルナを打ったとするコメントが散見された。

 

しかし、モデルナはアジア系に対して本当に100%有効なのか?

実際に、データを見てみる。モデルナの臨床試験に参加した1300人のアジア系の人々のうち616人がモデルナの接種を受け、接種後に感染した人は0人。一方、接種を受けなかった684人中感染した人は3人だった。これを、ワクチンの有効率を算出する計算式に当てはめると100%の有効率になるという。

一方、ファイザーの臨床試験に参加した1604人のアジア系の人々のうち796人がファイザーの接種を受け、接種後に感染した人は1人。一方、接種を受けなかった804人中感染した人は4人だった。これを計算式に当てはめると74.4%の有効率になるという。

報道バイアスや誤情報を監視しているFAIR.comはこの数字では評価ができないと指摘している。

「治験参加者全体に占める有色人種の割合が小さいため、有色人種に対する有効性を評価するのは難しい。特定の人種に対するワクチンの有効性について有意な評価をするには、何千人ものアジア人や黒人など多数の人種的マイノリティーの参加者が必要だ」

つまり、治験に参加したアジア人が少数なため、モデルナが100%アジア人に有効とするLAタイムズの報道はミスリーディングだというのだ。

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