# フェミニズム

フェミニストはなぜ「からかわれる」のか? 「からかい」という行為のズルい構造

「からかいの政治学」は今も?
江原 由美子 プロフィール

フェミニストが「性」にかかわる問題を主題とすることが多いことも、この読み替えを正当化する。フェミニズム以外の主張を行っている女性に対して以上に、フェミニストに向けた「からかい」が多いのは、それゆえかもしれない。

ここまで見て来た限りでは、50年前のリブ運動に対する「からかい」と、半世紀後のフェミニストに対する「からかい」は、ほぼ同じ出来事のように思える。しかし、当然にも違いもある。半世紀前、「からかい」を仕掛けた者は、大手メディアのライターであり、「からかわれた」のは運動であり運動参加者だった。

 

今日では、「からかう」のはネットユーザーであり、「からかわれる」のはフェミニスト個人である。過去よりも現在のほうが、メディア規制はずっと弱く、個人攻撃の色彩がずっと強まっているように思う。炎上を期待して悪意ある言動を行ったり、「からかい」を装って「人格攻撃」がなされることも増えている。何とかならないかという焦燥感が募るばかりである。

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