# 中国 # EC

7億人が利用する「中国EC市場」…その売上を左右する「中国版インフルエンサー」の実態

マネー現代編集部 プロフィール

KOLに取り扱ってもらえるまでの道のりは長い

Tmallや“中国版Amazon”といわれるJD.comが強大すぎるあまり、数年前にはかのAmazonも撤退したというメガマーケット・中国EC。日本のプロダクトに対する消費者の信用も高く、日本企業にとってはウィズ・コロナ時代の新たな鉱脈としてますます期待が高まる。

ところが、「実はKOLに商品を紹介してもらうまでが一苦労なんです」と、小西氏は指摘する。

「先ほども言ったように、KOLにとってはフォロワーの『信用』が命です。KOLに自社の商品を取り扱ってもらうには、まずKOLの厳正な“事前審査”が入ります。そして、KOL自身が商品を実際に試して、納得しなければ取り扱ってくれないのです」

 

とりわけ、知名度や実績のないブランドだと、KOLに到達するまでの道のりはとてつもなく長いものとなる。ピルボックスジャパンも、2015年に中国EC市場に参入してから地道に知名度を上げ、多くの時間とコストをかけてKOLの信用を勝ち得てきた。

「近年では、フォロワー数が数万人単位のKOC(Key Opinion Customer)と呼ばれる、KOLに比べて消費者に近い存在のインフルエンサーも、親しみやすさと口コミへの信頼性で人気を集めています。KOLに比べて低コストで活用できるKOCからスタートし、地道に信用を積み重ねるのが、遠回りかもしれませんが近道ではないでしょうか」(李氏)

メガマーケット・中国ECでの成功の近道はなさそうだが、相応の時間とコストをかける覚悟と地道な努力が大きなリターンを生む、そのポテンシャルがあることは間違いなさそうだ。

ピルボックスジャパン株式会社
2002年創業。PILLBOX=くすり箱。「あなたの健康に少し役立ちたい」という理念のもと、安全で、スペックの高い、ユニークなサプリメントの企画・開発を信念に製造販売を行う。
主力の PILLBOX ブランドに加え、世界的に成功を収めるグローバルブランドの日本でのマーケティングと販売も担っている。製品それぞれの販売チャネルと消費者ニーズのマッチングを追求し、独自性の高い商品を投入。販売チャネルに適した商品展開とプロモーションをきめ細かく見定めることにより「適所適材」のマーケティングを実践している。

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