# EC # 中国

7億人が利用する「中国EC市場」…その売上を左右する「中国版インフルエンサー」の実態

マネー現代編集部 プロフィール

中国ECで成否のカギを握る「KOL」

勢いが止まらない中国ECでの売れ行きをいよいよ見過ごせなくなってきたピルボックスジャパンは、本格的にプロモーションの強化に乗り出す。

「パートナー企業からのアドバイスで、2017年に『KOL』を活用したプロモーションを開始しました」

……ケーオーエル? 小西氏が口にした耳慣れない単語に一瞬、目が点になる。

KOLとは「Key Opinion Leader」の略。日本におけるYouTuberやInstagrammerのような存在で、いわば「中国版インフルエンサー」だ。

 

14億人の人口を誇る中国では、外交事情も絡んで、SNSが国内で独自の進化を遂げてきた。“中国版Twitter”のWeibo(微博)、“中国版LINE”のWeChat(微信)がその代表格だ。累計ダウンロード数が20億回を超えたTikTok(抖音)も中国発のSNSアプリだ。

近年では、RED(小紅書)が注目を集めている。Instagramのような写真投稿SNSだが、Instagramと異なるのはEC機能を備えている点。投稿された写真を見て「ほしい」と思った商品を購入するまで、アプリ内で完結できるのだ。

この“中国版Instagram+楽天市場”ともいえるREDを中心に、TikTokやWeiboなど複数のSNSを駆使してアパレルブランドや食品、コスメなどの魅力を投稿するのがKOLだ。若い女性を中心とする数十~数百万人のフォロワーをバックに中国ECの消費を牽引する、文字どおりリーダー的存在だ。

「日本ではフォロワー数が数万人レベルでも『インフルエンサー』と名乗れるかもしれませんが、中国ではREDなどで少なくとも30万人以上のフォロワーがいないとKOLとは言えません」(李氏)

そのKOLを活用したインフルエンサーマーケティングの効果は顕著に表れる。同社の2017年の中国ECでの売上額が、2015年と比較して約8.5倍に急伸したのだ。

関連記事

Pick Up

編集部からのお知らせ!

おすすめの記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/