2021.05.20
# AI

「アルゴられる」のが当たり前の新世代、「AIネイティブKIDS」が生まれる背景

野口 竜司 プロフィール

小・中学校で「プログラミング教育」が必修化

そんな「AIが当たり前にある消費者感覚」というアドバンテージを持ったAIネイティブKIDSの登場を、確固たるものにする取り組みが教育面でも始まっています。それが「(2)プログラミング教育の充実」と「(3)AI教育の充実」です。

先行してスタートしたのが「(2)プログラミング教育の充実」です。大きなトピックは、小・中学校におけるプログラミングの「必修化」の動きです。

小・中学校におけるプログラミング教育の全面必修化(学習指導領域の改訂)の動き/出所:「新学習指導要領について」文部科学省
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まず、2020年度より小学校においてプログラミング教育が全面導入されました。中学校でも2012年度より技術・家庭科の技術の時間においてプログラミング教育が既に導入されていましたが、小学校でのプログラミング教育と連動させる観点から内容がより 拡充され、「ネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミング」など が新たに加わりました。

拙著『管理職はいらない』で、AI人材には「AIを『作る』人」(理系AI人材)と「AIを『使う』人」(文系AI人材)の2種類がいることをお話ししています。

プログラミング教育は、「AIを『作る』人」となる上での基礎教育となることは言うまでもありません。一方の「AIを『使う』人」となる上でも、プログラムされたシステムアプリケーションとAIを連携して活 かしていく際などにプログラミングのリテラシーが活きてきます。

その点で、プログラミングの素地を小・中学校の段階から培っておくことには大きな意義があります。このような義務教育課程でのプログラミング教育の全面必修化は、AIネイティブKIDS量産の基盤を、国を挙げて強化する動きと見ることができます。

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