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「アルゴられる」のが当たり前の新世代、「AIネイティブKIDS」が生まれる背景

特に意識することなく自然にAIを使いこなす、AI教育を十分に受けた若い世代のことを「AIネイティブKIDS」と呼ぶ。この名付け親であり、株式会社ZOZOテクノロジーズで数々のAIプロジェクトを推進してきた野口竜司氏は、AIネイティブKIDSの台頭は職場のあり方を変えると予見する。

AI時代に活躍できる人材になるために、「AIネイティブKIDS」がどう生まれてきたかを押さえておきたいところ。著書『管理職はいらない』を出版したばかりの野口氏がその背景を解説する。

「デジタルネイティブ」以降の世代が台頭する

インターネットサービスが商用化した1990年前後に生まれた世代は、幼少期からインターネットが身近にあり、意識せずにインターネットやパソコンを軽やかに使いこなしていました。

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2000年前後に生まれた世代は、物心ついた頃からスマートフォンやタブレット端末が身近にあり、中学・高校の多感な時期をスマートフォンと共に歩んできた世代と言えるでしょう。

 

そんな1990〜2000年前後に生まれた彼ら/彼女らは「デジタルネイティブ」と呼ばれましたが、さらにその次の2005年前後以降に生まれた世代にとっては、「AI」も当たり前にあるものになりつつあります。デジタルを使いこなすのはごく当たり前の世代であり、さらに「特に意識せずにAIを使いこなす世代」 が、まさにこれから台頭しようとしています。そんなAIネイティブな世代を、私は「AIネイティブKIDS」と呼んでいます。

この世代は教育面でも恵まれてきます。文系を含めたすべての大学生に向けたAIリテラシー教育が多くの大学で始まろうとしていたり、高校や中学におけるAI教育の準備も着々と進んできていたりするのです。この世代になると、AIを作ったりAIを使いこなしたりすることに何の心理障壁も感じず、AIはもはや特別な意識をすることなく使う存在にすらなっています。

そんな「AIネイティブKIDS」が生み出される要因が大きく3つあるので解説をしていきましょう。

(1)AIが当たり前にある消費者感覚
(2)プログラミング教育の充実
(3)AI教育の充実

 
1つ目の要因である「(1)AIが当たり前にある消費者感覚」からお話しします。

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