「机に向かわない学習時間」も有効活用する

「机に向かう時間=学習時間」と思っている方も多いと思いますが、日常の中で知識を広げる時間はたくさんあります。例えば、保育園や幼稚園の登園・降園の時間も大事な学びの時間です。道端に咲いている季節の花に目を向けてみると、今の時期はタンポポやヨモギ、ナズナ、ホトケノザなどたくさんの草花を見つけることができます。植物は季節によって移り変わっていくので季節ごとの草花を知る機会にもなりますね。

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またスーパーに行って旬の野菜や果物を見つけてみるのもよいでしょう。今では一年を通じて多様な野菜が食べられますが、なぜ一年中食べられるようになったのかを親子で調べてみると農業などにも興味を広げられますね。

料理や掃除など家事の時間にも学びはたくさんあります。例えば、お味噌汁を作るときにお豆腐は何からできているのか、出汁は何からとるのか、などを学ぶ機会にもなります。読み聞かせでは、一方的に読むだけではなく、「何が出てきた?」「どう思う?」と声をかけることで、子どもが耳から聞いた情報を頭の中で情景としてイメージできるようになったり、本の続きを考えることで想像力が育まれたりします。

小学校受験では、ペーパーの試験で、季節の草花や季節行事、野菜の断面図や影のでき方などが出題されます。大人にとっては当たり前のことでも、子どもにとっては知らないことも多く、改めて身の回りのものに目を向けるようになりました。

親子での外遊びや登園の時に、季節の変化や自然に目を向けるようになったり、影のでき方について考えたり、当たり前にある身近なことにも「なぜそうなっているのだろう」と興味を持つようになりました。小学校受験の絵画では、自分の好きな生き物を聞かれることがあります。我が子はウミガメが好きだったのですが、生態を調べることで、ビニール袋を間違って飲み込み死んでしまうことがあるということを知り、環境問題にまで興味が広がっていきました。