『事件はスカートの中で』(講談社)

行き過ぎた「承認欲求」を抱える女子高生が手を染めた禁断の方法…

『事件はスカートの中で』特別企画

コミックDAYSにて連載中の漫画『事件はスカートの中で』をご存知だろうか。新鋭ずみ子さんによって2021年5月に連載スタートし、その背徳的内容がSNSを中心に話題を呼んできた。4月7日に最終回を迎えたばかりだ。

どのようなストーリーなのか。

「私は特別な人になりたい」――高校3年生の坂原優夏(ゆなつ)には秘密があった。それは幼い頃から優夏にだけ聞こえる奇妙な「音」が聴こえるということだ。それは、誰かが誰かに強く注目したときに聞こえる、まるでカメラのシャッターを切るような「カシャッ」という音…。

『事件はスカートの中で』最終巻が5月12日発売!

みんなから一目置かれたい、マンガのようなヒロインになりたい。そんな思いに支配された優夏は、ドジで天然なヒロイン像を演じて人の注目を集めることに。だが、欲望はどんどんエスカレートしていく。

誰しも覚えのある、思春期の「承認欲求」。それが行き過ぎた結果、少女はどのような末路をたどることになったのか。

本記事では、作者のずみ子さんと担当編集者に物語の構想を聞いた。

 

かなりエキセントリックな内容で…

――ずみ子さんが漫画を描きはじめたきっかけを教えてください。

ずみ子:小さい頃はよく漫画を読んでいて、小学生くらいの時には自分で描いたりもしていたんです。その後、中学・高校時代は描くことはもちろん、読むこともあまりなくなっていたんですが、ある頃から頭の中で自然にお話を思いつくようになり、それが面白いと感じるようになったんです。そのお話を何かの方法で形にしたいと考えた時に、「そういえば子供の頃に漫画を描いていたなあ」と思い出し、漫画を描き始めました。それからはいろんな編集部に持ち込みをしたり、賞に応募したりしていましたね。

編集:僕が担当になったのは、「ヤングマガジンサード」が他社のWebコミック誌と企画した「即連載杯」という賞でネームを募集した時にずみ子さんが応募してきていて、それが面白かったので手を上げました。それが2017年のことですから、かれこれ3年くらいのお付き合いになります。

――初めてずみ子さんとお会いした時の印象はどうでしたか?

編集:「即連載杯」にずみ子さんが投稿したお話は、主人公の理想の女の子に化けた宇宙人がやってきて人を誘拐したりする、かなりエキセントリックな内容だったんです。『じけスカ』もそうですが、ちょっと変な女の子が変わった行動をする話で、「漫画は面白いけど、危ない人だったらどうしよう」と思っていたりもして(笑)。でも、実際にお会いしたらわりと大人しい感じの方で、そこは意外でした。

ずみ子:どんな人だと思われてたんだろう……(笑)。

――ずみ子先生の担当に立候補された決め手は……?

編集:すごく個性的というか、発想が普通じゃなかったんです。いろんなものをごった煮のように詰め込んでいる新人らしさはありましたが、この人は面白いことをたくさん思いつける作家さんだという直感を受けるお話でした。また、送られてきたネームが連載一話目として読めるものだったのもよかったんですよね。続きがすごく気になる終わり方で、直接描いた方に会って「この先の展開はどうなるの?」と聞きたくなる作品でした。それでお声がけしたんです。

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