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甲子園が中止になった時、失意の高校球児たちを「保護者」はどう受け止めたか

甲子園が消えた2020年夏

2年ぶりに開催された春のセンバツを甲子園球場で取材していた記者からこんな声を聞いた。

「いつもの春ならそんなことないんですけど、今年の選手たちはよく泣きますよね。試合の序盤から一塁にヘッドスライディングする子も多いし。もしかしたら、どこかで、夏の甲子園がなくなってしまうかも……と思っているのかもしれませんね」

3月19日に開幕したセンバツは、万全の感染対策を行ったうえで無事に大会を終えた。しかし、新型コロナウイルス感染はいまだに収まらず、3度目の非常事態宣言が出され、さらにその期間も延長されている。

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春も夏も甲子園を奪われた2020年の悲劇を繰り返してほしくない――そう願っているが、とても楽観視はできない。もし休校になれば、部活動どころではなくなるからだ。

昨年、夏の甲子園とその予選の中止が発表されたのは5月20日。全国の球児も指導者も、学校関係者も不安を抱えていることだろう。幼いころからわが子のサポートを続けてきた保護者もまた同じ。

甲子園に出たいという思いは、全国4000校近くある野球部員に共通するところ。だが、それにかける熱意、思いには濃淡がある。勉強を脇に置いて練習に励んだ者もいれば、文武両道を目指す者もいる。毎日、家族の待つ家に戻って英気を養うことができる選手もいれば、親元から遠く離れて寮生活を送る選手もいる。

一度きりの高校野球――愛するわが子を全力でサポートしたいと、多くの保護者の思っているはずだ。「甲子園に出たい」と願う子を思う親は、甲子園が消えた2020年の夏をどのように過ごしたのか?

甲子園はもういらない……それぞれの甲子園』(主婦の友社)で、保護者の話を聞いた。「甲子園のない夏」を戦う球児たちを支える保護者は何を思ったのか?

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