日本の「弱さ」が突出してくる photo/iStock

2021年後半の為替、ここから日本の「円」がどんどん「弱く」なるって本当か?

「ワクチン敗戦」した日本に起きること

為替相場と「ワクチン接種率」の関係

本稿執筆時点では米4月雇用統計を受けてドル/円相場は下落しているが、筆者の相場観はまったく変わっていない。

図表1 G7の名目実効為替相場(NEER)の推移
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図表1はG7通貨を対象に年初来の名目実効為替相場(NEER)の推移を見たものである。

年初から上昇している通貨は幅が大きい順にカナダドル、英ポンド、ドルであり、ユーロと円は下落している(もっともユーロは小幅下落、円は大幅下落という違いはあるが)。

前回の本欄への寄稿『「ワクチン敗戦」した日本、このままでは「GDP成長」も「円高」も起こりえないワケ』でも議論させて頂いたように、上昇している通貨は先進国のワクチン接種率のランキングにおいて上位にある国だ(図表2)。

図表2 先進国のワクチン接種率のランキング
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ワクチン接種が順当な経済では正常化のロードマップが描きやすくなり、期待から市中金利も高くなり通貨も評価されやすくなる。

図示されるように、カナダドルと英ポンドは頭抜けて上昇しているが、この2通貨に至っては中央銀行が正常化プロセスに関心を寄せて始めている。

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