理想に近づくために自分を演じる

ここでの声の高低とは、男性的な話し方をしたい……というジェンダー的な話というよりは、オトナの方が声が低く安定感のある喋り方のイメージがあったのでそれを真似てという感じですね。実際いくつかの本や論文でも言及されていますが、感覚として、高い声よりも低い声の方が落ち着いていて信頼できるイメージが一般的にあるのではないかと私は感じています。なので元々声が低い方ですが、仕事の最中、特に交渉ごとなどの際には話を有利に進めるために一段階声のトーンを下げています。

その他にも、大抵自分より年齢が上の人と話すことの方が多いので実年齢がバレたくない、年齢不詳な感じになりたいといったことから、対面でのミーティングの時にスーツだったりジャケットでいることは比較的多い方な気はします。夏場でジャケットを着られないときは、年齢を感じさせにくいシンプルなTシャツにジーンズなど。

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こうやって声を変え装いも変え……とやってきたのですが、こうなってくるとある意味で「演じている感」も否めないなあと改めて思いますね。

ただ、仕事とか立場的に必要とされる振る舞いを演じることって、誰しもが一度はしたことがあるのではないかなと思います。これは結構重要な点だと思っていて、誰しもがどこかしら演じているということは、自分が持っている誰かのイメージと実際というのはしばしば乖離があるということです。

ちなみにこのような乖離・ギャップは、自分が見習いたい・なりたいと思っている人にでも、意外とあることだなと思っています。