文科省が「コロナ禍でも対面授業」にこだわるせいで、大学で「大混乱」が起きていた

田中 圭太郎 プロフィール

学生から提供されたこの写真を組合がTwitterに投稿したところ、ものすごい反響だったという。

「3月末頃から組合には、学生や保護者から『何とかならないのか』と相談が多数寄せられていました。これまで学生や保護者から連絡が来ることはほとんどなかったのですが、事務部や教員に相談してもどうにもならないので、組合に頼るしかなかったのかもしれません。7日以降、このような写真が複数の学生から送られてきました」

この日は授業初日とあって、この経済学部の授業に限らず、キャンパス内は学生で溢れた。

 

新型コロナの感染者が少ない時期であればまた違ったのかもしれないが、まん延防止等重点措置が適用され、それでも大阪府内の感染者数が増えている中での対面授業の実施には不安の声が上がった。

結局、近畿大学は4月8日、「対面授業の割合を減らし、オンライン授業を増やす判断をいたしました」と学長名で発表。その準備期間として、4月12日から18日まで臨時休講とした。対面授業を強行した翌日の決定だ。対面授業を原則とした判断が良かったのか、近畿大学に質問すると、広報室からは次のような回答があった。

「新学期から対面授業が全面的に再開し、キャンパスで生き生きと過ごす学生の姿を嬉しく見ていましたので、大変残念ではあったのですが、大阪府の感染状況が非常に悪化し、4月5日に『まん延防止等重点措置』、4月7日に『医療非常事態宣言』が発出されたことから、本学でも対面授業から一部オンライン授業に移行することを決定し、その準備期間として1週間の臨時休講としました」

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