2021.05.16

ベテラン投資家が「14歳の日本人」に伝えたい「お金に使われない人生」の極意

みんなが言わない「一番大切なこと」
藤野 英人 プロフィール

よくあるライフプランニングへの「違和感」

たくさんの依頼の中から最初に取り組んだのは、「子どもから大人へと変化していく特別な時期を過ごす『14歳』に向けてお金の本を書く」というテーマです。

「14歳だった自分が目の前にいるとしたら、大人になった自分はどんなことを伝えるだろう」――そんなふうに考えながら執筆を進めたのですが、私が子どもたちやその親世代のみなさんに伝えるべきだと感じたのは、お金の貯め方や節約の仕方、投資のハウツーなどではありませんでした。

そもそも「お金」は私たちにとってどんな存在なのか。僕らのお金の使い方が、社会の未来を決めていくということ。自分に合う働き方や稼ぎ方。「お金」と「幸せ」の関係……。

 

一般に、「将来を見据え、お金を計画的に貯めたり使ったりできるようになりたい」というニーズに対し、FP(ファイナンシャル・プランナー)や金融機関の多くは「では、ライフプランニングをやってみましょう」と提案します。

「○歳で結婚して、○歳のときに第一子、○歳で第二子が誕生。○歳で住宅購入。第一子と第二子の大学進学はそれぞれ○歳……」といったように、これから起きる「ライフイベント」はいつ何がありそうかを考え、それぞれのライフイベントに向けていつまでにお金をいくら用意する必要があるのかを整理したうえで貯蓄や運用の計画を立てようというのです。

しかし、このライフプランニングのような考え方に私は強い違和感を持っています。その違和感を一言で表すなら、「苦しさ」です。

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