結婚後、突然別人のように…モラハラ夫と暮らした10年以上の「心が死んだ生活」

漫画「モラニゲ」無料公開【後編】

言葉の暴力や態度による嫌がらせなど、精神的な暴力のことを「モラル・ハラスメント」という。なかでも家庭内モラハラは常態化してしまい、自分が被害者だと自覚できないケースも多々ある。漫画家の榎本まみさんは、そうしたモラハラ夫から逃げ出すことに成功した妻たちと専門家に徹底取材を行い、漫画『モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち』にてモラハラ被害者の悲痛の声を取り上げている。

記事前編では、2度の結婚が両方とも「モラハラ夫」だったという、えにさんのケースを紹介した。最初の夫と離婚し、20代後半で子連れで2人目の夫と再婚したえにさん。しかし、優しくて子どものこともとても可愛がってくれていた夫が、突如、豹変してしまったという――。

『モラニゲ モラハラ夫から逃げた妻たち』(飛鳥新社)
 

突然モラハラのスイッチが入った

結婚前は優しく、すごくいい人だった――そんなえにさんの夫は、結婚後、突然モラハラのスイッチが入ったように豹変してしまった。

「2人目の夫は暴力とかはなかったんですけど、とにかく感情の起伏が激しくて、突然不機嫌になるんです。睨んだり、家具を叩いたり、理由もわからなくて聞いても教えてくれないんです」

言葉や態度で相手に精神的苦痛を与える――2人目の夫はそんなモラハラの典型だったのだ。

「急に態度が変わってしまう夫にわけもわからず、対処のしようがなくて。何で怒っているのか聞いても、そんなこともわからないのかって逆にもっと怒るし…」

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