病気になって手術をしてわかったこと

仕事は、術後1週間、退院の4日後から復帰しました!
退院から5日でラジオ生放送を3時間半やった直後に、観客前での舞台挨拶のMCというダブルヘッダーもこなせました。身体のこともあるので、もちろん無理はしていません。無理が一番ダメだということは、手術を決心する前の経験で骨身にしみているので。

そして、最も気になっていた病理検査の結果ですが、両側の卵巣とも良性でした。ただ、右側は子宮内膜症だったのですが、左側は違って「漿液粘液性嚢胞腺腫」という疾患だったのです。

卵巣腫瘍の種類は非常に多いため、このように確定診断は手術後につくと医師から説明がありました。MRIやCTなどの画像診断で嚢胞内部の状態がわかるケースもあるようですが、正確には肉眼だと違いがよくわからないこともあり、病理検査はやはり重要なのだそうです。そういったことからも手術に踏み切ってよかったと感じました。

現在も再発予防のために、黄体ホルモン系の薬は引き続き飲んでいます。

-AD-

今回の件で、私がしみじみ感じたことが2つあります。

ひとつは、「医療保険」のことでした。もともと女性特有の疾患に強い医療保険に加入していたこともあって、今回ちょっと贅沢かなとも思ったのですが、「個室」に入院しました。

でも、この選択は私にとっては大正解でした。というのも、腹部の手術だったこともあり、医師からも「ガス(おなら)は遠慮なく出してくださいね」と言われたからです。個室だったので気兼ねなく、ガスを出すことができました。

もちろん、個室よりも相部屋のほうが同じ疾患同士励まし合えると言われる方もいます。感じ方は人それぞれなので正解はありませんが、選択肢を増やす材料として、入院費の心配を少しでも抑えられる、という意味でも保険に入っていてよかったと感じたのです。

また、保険以外にも、国の制度でも、かかった医療費の自己負担限度額を超えた額が払い戻される「高額療養費制度」というものもあります(ただし、差額ベッド代は対象外)。入院や手術、治療には、お金も大事な要素です。この部分をしっかり調べ、準備をしたことで、心置きなく手術に臨むことができました。

そして、もうひとつは、自分の体にもっと向き合うべきだった、という反省点です。

日々忙しく、体調が悪いと思っていても、一晩寝てやり過ごしてしまう、つらくても我慢してしまう。生理痛がひどい、腰痛がひどい、お腹が痛い、発熱やめまいがある、といったサインが出ながらも、「まだ大丈夫」「もう少し大丈夫」と先延ばしにしていました。

心の中では、「早く病院に行った方がいいな」「婦人科系の調子よくないな、どうしよう」と思っていても、産婦人科に定期的に通っているから大丈夫と過信していたのだと思います。その間に起こっていた身体の変化に気付かず、出ていた症状というサインと向き合っていなかったのです。

特に大切な卵巣にメスを入れるという決断は、悩むことも多かったです。きっと私と同じように自分が考えるライフプランなどから、手術を決断できない方も多いかもしれません。

今回、私の症状はこの程度で済むもので、もっと厳しい選択に向き合っている方もいらっしゃると思います。なので、私のケースはあくまでも一例でしかありません。

でも、不調があるのに怖くて一歩を踏み出せないという方に、私の体験が少しでも参考になればと、病気と手術の経験を公表することを決心しました。私自身、これからも定期的な産婦人科通院をする中で、再発以外の婦人科疾患もしっかりチェックしていかなければと思っています。

個人的な経験でしかありませんが、これを読んでくれているあなたが何かアクションを起こすキッカケになったり、もしも同じような症状で悩んでいる方の不安を少しでも解消できる材料や参考になれば本望です。

写真提供/宮島咲良
7月7日(水)オンラインウェビナー「宮島咲良さんと一緒に考える、たかが生理痛と見過ごさない身体との向き合い方」開催決定!

宮島咲良さんと、今春、東京・日比谷に誕生した女性専用の人間ドック、健診施設『クレアージュ東京レディースドッククリニック』総院長の浜中聡子医師をお迎えしてのウェビナーを開催いたします。詳細はこちらhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/84031?media=frau