最初は痛い!! でも、驚くべき回復力!

手術当日から3日間は、抗生剤や痛み止めの点滴、トイレも自力で行けなかったので尿道カテーテル、さらに右腹部にはお腹の中の血液や体液を排出するドレーンなど、全身管だらけで身動きが取れない状態。でも、痛み止めのおかげでじっとしていれば辛い痛みなどはなく、思っていたより快適です。指は動かせるので、スマホで自撮りをして家族にメールする余裕もありました。

手術の翌日 、昼から水を飲むことも許され、食事も解禁になりました。看護師さんに手伝ってもらいながら体を拭くと、手術跡が見えます。左に2cm、真ん中に1cm、右には管が入った状態の8mmほどの横一線の傷。なんと傷はボンドで塞がれていました。傷自体は細く、深めの切り傷のような状態でそこまでグロいこともなく、ひと安心です。

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ここからが、実は正念場。昨日手術が終わったばかりなのに、早速、歩行練習開始です…! これが地獄。身体を起こすのも地獄。ベッドから降りるのも地獄。立ち上がるのも地獄。痛さのあまり数メートルでギブアップ。ほんの数分でしたが、1ヶ月分の疲労が一度にやってきたかのような感覚です。そこからこの日は何もできず、家族にも連絡できないほどしんどい状態になり、ずっと寝ていました。

手術の翌日から、歩行訓練が……。これが地獄。あまりの痛さに心が折れそうになることも。写真提供/宮島咲良

でも、人間の体の適応力には驚きました。前日あれだけ疲労困憊し、気が遠くなるような痛みだったのに、本当にすごいです。翌日の午後からはひとりでも短い距離をヨタヨタ歩き回れるようになり、前日にはできなかった家族や親友へLINEをする余裕が! 1日でこれほどまでに回復するのか! と感激しきりでした。

手術3日後。痛みはあるものの、痛み止めを飲めば動くことも可能。尿道カテーテルも点滴も外れ、晴れてコードレスの身に! 前日まではまったくできる気配もなかった“しゃがむ”という行為がスッとできたときは、とにかく感動しました。

退院前日、術後初めてしゃがむことができて浮かれてパシャリ。写真提供/宮島咲良

結局、手術4日後の午前中に無事退院しました。ほんの2日前までは歩くことさえままならず、「入院を延ばしてもらおう」とまで思っていたのに……! 自分でも信じられないくらいの回復力。でもこれ、私が珍しいわけではないようです。結構同じ経験をされている方が多くてびっくりしています。人間の回復力、生命の神秘、身をもって体験しました。