手術する理由を冷静に聞いたら腑に落ちた

こんな風に書くと、「どうしてそんなにすんなりと手術を受け入れたの?」と思うかもしれません。もちろん私なりに悩みましたが、手術を受けようと思った理由として、「腹腔鏡手術」であるということが大きかったと思っています。

-AD-

最初、チョコレート嚢胞がわかったとき、投薬を試すと言われたときには、「できれば手術したくないから、投薬だけにしたい」「本当に体にメスを入れるほどの状態なのだろうか……」と、手術に対してはうしろ向きな考え方を持っていたのです。

でも、投薬でも小さくならない。逆に、このまま放置するとわずかながらがん化する可能性もあり、その場合は子宮や卵巣を摘出せざるを得なくなる、と医師から説明を受けました。そして、私が受ける手術は、お腹に3〜4つの小さな穴を開けて行う「腹腔鏡下手術」で、イメージしていたお腹を大きく開く「開腹手術」ではないということが、決断のきっかけになりました。

医師は以下のことを丁寧に説明してくれました。
「腹腔鏡下手術」が開腹手術に比べると身体に大きな負担をかけることなく行える手術であること。妊娠に必ずということはありませんが、妊娠可能な年齢ではあるので卵巣機能をできるだけ残し、嚢胞だけを取り除く方法で手術を行うこと。また、両卵巣ともに少し大きくなっていたので、悪性化していないか取り出したものを病理検査にかけること。

さらに、万が一、悪性の場合は追加で手術や治療が必要であるけれど、難しい手術というわけではないので、安心して手術を受けてほしいと言ってくれたことが、私の心を押したのです。

【主治医の解説】
卵巣の腫瘍は、手術で摘出した病巣を調べるまで良性、悪性の診断がつかないという特徴があります。また良性腫瘍が時間の経過と共に悪性化する場合もあります。そのためMRIや血液検査を行う事で悪性の可能性の程度を推測して手術の方法を検討します。最近は術前検査の診断制度が向上して術後に診断が変わる頻度は減っていますが、手術により確定診断がされる事に変わりはありません(柳田医師)。

主治医の説明で「自分を苦しめる心配材料を持ち続けている方が、リスクが大きい」ということがスッと理解できた瞬間でした。