BTSの所属事務所「HYBE」が世界的評価を受ける「納得の理由」

原点はBTSだけではない?
平松 道子 プロフィール

原点は「BTS」、そして…

HYBEの前身Big Hit EntertainmentはBTSの勢いと存在感の強さもあってか、BTSに何か万が一のことがあったらBig Hit Entertainmentは倒産すると揶揄するような声が聞かれることがしばしばあった。

BTSの圧倒的な勢いと人気への嫉妬もあっての発言の側面もあるだろうが、多くの人々はBig Hit=BTSのイメージを持っていたためだ。一般的な音楽芸能事務所の事業イメージを考えると、それはごく自然なことだったのかもしれない。

実際、HYBEが現CEOバン・シヒョク氏によりBig Hit Entertainmentの名前で創立された2005年から、BTSに続くアイドルグループとしてTOMORROW X TOGETHERが2019年3月に韓国デビューするまでの14年間の間、HYBEが企業として成長した最大の要因はBTSが世界的スーパースターと言われるほどの人気を得たからだ。

次第に傘下レーベルを増やしアーティストの数が増えた今でも、TIME誌が「世界で最も影響力のある100社」の記事で、HYBEを「Creating a BTS-fueled empire」と記すように、BTSがHYBEの軸をなす圧倒的主力コンテンツの主人公であることは疑いようもない。

 

Big Hit Entertainmentの代名詞はBTSだった。

しかしHYBEの原点は、BTSの他にもう1つあると私は考えている。

それが“Music & Artist for Healing”だ。

BTSやTOMORROW X TOGETHERのMVをYouTubeなどで見ると、本編が流れる前に必ず流れる会社IDと共に記載されていたので見たことがある方もいると思うが、Big Hit Entertainment は“Music & Artist for Healing”を会社の信念として掲げていたのだ。

MVが流れる前に表示される“Music & Artist for Healing”
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