BTSの所属事務所「HYBE」が世界的評価を受ける「納得の理由」

原点はBTSだけではない?
平松 道子 プロフィール

K-POPにおける「パイオニア」

パイオニアには、その分野においての開拓者、先駆者などの意味がある。

少し個人的な話だが、私の韓国エンタメに関する知識は韓国エンタメ会社に入社した2011年夏以降、仕事を通しリアルな体験を伴いながら得てきたものだ。

BTS以前にアメリカに挑戦したアーティストや、日本で人気を得ていたアーティストの名前をK-POPのパイオニアとして挙げる人もいるとは思うが、2011年夏以前の韓国エンタメについての情報を当時の資料や人伝でしか知らない私は、そのことについて意見できるほどの知識を持ち合わせていない。そのためK-POPのパイオニアについても、2011年夏以降に焦点を当てた話になることをご了承願いたい。

 

私がかつて勤務していたCJ ENMでは、K-POPコンサートと、ビューティー、ファッション、フード、ドラマなどの韓流文化コンテンツを体験できるコンベンションを融合したK-CultureフェスティバルKCONを毎年開催している。

初開催は、2012年10月アメリカ・カリフォルニア州アーバインで、観客数は1日で約1万人。当時日本で収録映像を見ていたが、それを見る限りではアジア系と思しき観客がやはり多かった印象だ。

翌2013年8月には場所をロサンゼルスに移し2日間に渡り開催し観客は約2万人、BTSも出演した2014年8月は同じくロサンゼルスで2日間開催し4万2千人の観客数を集めている。2014年の映像を改めて見てみたが、2012年、2013年と比べてアジア系以外の観客の占める割合が一気に上がっている印象だ。

〔PHOTO〕gettyimages

もちろんKCONの動員数が全てではないが、英語圏の国でK-POPライブやイベントの開催数や動員数、K-POPという単語の認知度が上がっていった時期は、少なくとも2014年以降であると言ってよいのではないかと思う。

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