「先日、子宮内膜症で手術をしたばかりです。生理がつらく、でもつらいのにずっと我慢していて、自分の体としっかり向き合っていなかったことを今とても反省しています。自分のダメだった部分も含めて、出来る限りお伝えしたいと思って」と話すのは、フリーアナウンサーの宮島咲良さん。長年付き合ってきた辛い症状と手術について、告白原稿を書いてくれた。

ラジオ生放送中(ニッポン放送のスタジオ)の宮島さん。写真提供/宮島咲良

「いつものこと」「つらいのは当たり前」と、毎月やり過ごしている人も多い生理。宮島さんの体験から自分の生理や体調のことを少し見つめ直してみてほしい……。

※医療情報に関しては、主治医である東京国際大堀病院 産婦人科 副部長/東京慈恵会医科大学 産婦人科 講師の柳田聡医師に監修していただきました。

緊急告知! 
7月7日(水)オンラインウェビナー「宮島咲良さんと一緒に考える、たかが生理痛と見過ごさない身体との向き合い方」開催決定!


宮島咲良さんと、今春、東京・日比谷に誕生した女性専用の人間ドック、健診施設『クレアージュ東京レディースドッククリニック』総院長の浜中聡子医師をお迎えしてのウェビナーを開催いたします。詳細はこちらhttps://gendai.ismedia.jp/articles/-/84031?media=frau
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気絶するほどの痛みの中、やり投げを……

つい先日、37年の人生の中で、初めての入院&手術をしました。

診断名は「両側子宮内膜症性嚢腫」
手術の名称と方法は「腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術」

この総画数224の目がチカチカするような名称たち。
端的に言うと「子宮内膜症」の「腹腔鏡手術」を行ったのです。

異変は”突然”でした。

「あ、生理きた」

2018年11月頭、レギュラーで出演していたスポーツ番組のロケ中の出来事でした。初潮を迎えた頃から常に重い生理痛があった私は、いつも通りの腹痛を覚えました。
その日は、スポーツ選手と、陸上種目の「やり投げ」にチャレンジする撮影でした。

いつもひどい生理痛に悩まされていたこともあり、「早く痛み止め飲まなくちゃ」、と思っていたら……、
「ちょっと待って! これはどうした? いつもと違うぞ…!」

薬を飲む間もなく、それは急激に襲ってきました。胸から胃や腸、下腹部にかけて全ての臓器が体内でぐちゃぐちゃに引っ張られてかき回されているような、今まで感じたことのない激痛……!! あまりの痛みに一瞬にして気が遠くなり、ディレクターさんや共演者の方の声もよく聞こえず、呼吸も早くなり、座っていることもできない状態になってしまったのです。

今考えれば、その場ですぐ救急車を呼ぶレベルだったはずの痛み。のちに診察をしてくれた主治医からは「もう少しひどかったら緊急手術でしたよ」と言われるほどだったのです。

ですが、元局アナである私は、普段から「本番中のトラブルを収めるのはアナウンサーの仕事だ」という『使命感』と『責任感』が染み付いていて、自分の非常時にさえ「共演者の方々もいるのに、“たかが生理痛"でぶち壊すわけにはいかない!」と、とっさに思ったのです。

そして、鎮痛剤を通常の2倍服用し、その場でベンチに横になり、約1時間後……。まだまだ気が遠くなるような痛みを感じながらも、自分はもう大丈夫であると暗示をかけ、涼しい顔をして、私は、撮影で何度もやりを思いっきり投げ続けたのです!

あまりの顔色の悪さに、周囲も心配して「無理しないで」と言ってくれたにも関わらず、「もう大丈夫!問題ないです!全部やります!」と全力で答えていました。それはその日の出演者さん・スタッフさん全員が男性だったことも少し影響していたかもしれません。

ただ、男性と言ってもひとくくりにはできず、この日の関係者の方々のように生理痛がわからないからこそ、心配してくれることもあって、ありがたいなと思うこともたくさんあります。女性同士でも「私は生理ぐらいじゃ休まない」と言われる方の前では、生理痛の痛みを口に出せないこともあります。

ですから、一概に性別の問題ではないのです。「生理痛なんかで迷惑をかけてはいけない」という思いが勝ち、皆様の心配をよそに自分で「できる」と判断したのです。

MXテレビ「BE-BOP SPORTS」ロケ時、出演者のみなさんと激痛直後に撮ったものです。写真提供/宮島咲良