2021.05.14
# 経営者

日本人だけが知らない…これから「日本企業の社長たち」が直面するヤバすぎる末路

もう手遅れかもしれない…
岡村 聡 プロフィール

グーグルとアマゾンの「ほんとうの凄み」

この両名に知名度では劣るものの、グーグルCEOの座を創業者のラリー・ペイジから15年10月に引き継いだサンダー・ピチャイの手腕も見事で、5年半で株価を4倍近くにまで上昇させています。

検索連動広告が稼ぎ頭であることは就任当初から変わっていませんが、マイクロソフトと同じくクラウドビジネスを拡大させることに成功し、最大手であるアマゾンのクラウドサービスAWSを猛追している点が評価されています。

そして、ほぼ盤石といえる状態で創業者が退任しようとしているのがアマゾンです。アマゾンの創業者ジェフ・ベゾスは現在地球上で最大の富豪ですが、その莫大な富を宇宙開発や環境といった自身が関心を持つ分野に投じて関わる時間を増やしたいために退任すると表明しました。

ベゾスも退く pjhoto/gettyimages
 

アマゾンは長期的なキャッシュフローの拡大を最重要課題に据え、会計上は利益を出さないぎりぎりまで投資するアグレッシブな経営スタイルで知られてきましたが、直近四半期の業績はこれまでも巨額の利益を出していたAWSに加えて、米国・米国外のeコマースもそろって利益を計上しました。

今後の成長の柱と期待される広告も年率80%近くと売上が急拡大しており、さらにさまざまな特典が受けられるプライム会員も2億人を超え、このプライム会員向けビジネスの中核である動画配信も視聴時間が年率80%近く伸びました。

既存事業の全てがついに回収期間に入って巨額の利益を出し、かつ今後の成長の柱にも事欠かないという状況で、稼ぎ頭であるAWSをゼロから立ち上げてきたアンディ・ジャシーに引き継ぐというトップの交代劇は、株主のほとんどからも不安なく受け止められ、ベゾスの退任発表は株価にマイナス影響をほとんど与えませんでした。

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