2021.05.14
# 経営者

日本人だけが知らない…これから「日本企業の社長たち」が直面するヤバすぎる末路

もう手遅れかもしれない…
岡村 聡 プロフィール

「10倍」にする社長たち

今回のビッグ5の決算で印象的だったのが、米国ではワクチン接種が急拡大して徐々にコロナ前の生活が戻っている中でも、全社の業績に陰りがほぼ見られなかったことです。

コロナにより加速したDXは戻ることがないどころか、ますます拡大していくという期待感がマーケットでは広がっています。売上は2年で2倍、営業利益は1年で2倍近いという超ハイペースでビッグ5が業績を拡大する一方で、日本の大企業の多くは前年並みの売上・利益確保に汲々としている状況に鑑みても、この差はしばらく拡大の一途でしょう。

もう1つビッグ5の決算で印象的なのが、創業者がトップを務めているのはフェイスブックだけだということです。その他の4社は、創業トップの交代が事業の成長に陰りをまったく与えていません。ビッグ5の中で最も早く創業者が退任したのがマイクロソフトで、ビル・ゲイツは08年6月末にフルタイムの職から身を引き、創業期からの盟友であったスティーブ・バルマーにバトンタッチをしました。

「ビル・ゲイツ後」も絶好調 photo/gettyimages
 

バルマーはスマホ対応に出遅れ業績を低迷させてしまいましたが、14年2月にバルマーからCEOを引き継いだサティア・ナデラは、足元のマイクロソフトの隆盛を支えるクラウド事業へのシフトに成功し、現在の株価はビル・ゲイツが退任した13年前から10倍近くにまで上昇しています。

アップルにおいても、スティーブ・ジョブズの体調が悪化したことで11年8月に後を継いだティム・クックに対しては、圧倒的なカリスマ性を誇った創業者の穴を埋められないのではと、その手腕を疑問視する声が就任当初に多くありました。

ナデラと異なってクックが開拓した新規事業はなく、ジョブズが生み出したiPhoneが引き続き事業の中核ですが、スマホだけでなくタブレットやノートPCにサービスと、すべての事業を継続して成長させこの10年で株価は約10倍になっています。

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