時代の潮目を迎えた今、「差別されたことはない」という女性たちへ

世界も自分も、なんだか潮目。今私たちは、大きな時代の渦にグルグルと押し流されながら、心の変化、体の変化、リレーションシップの変化、キャリアの変わり目など、大小様々ないろんな潮目を迎えています。異なる潮流が出会って渦を巻く、潮目。何やら恐ろしげですが、お魚がたくさん集まる絶好の漁場なのだそうです。時には目が回って、迷子になることもあるけど、きっと学びは大きいはず。迷える潮目仲間と、楽しく変化を生き抜きたいです。
 

 


この1年あまり、新型コロナウイルスのパンデミックで、すでに存在していたいろいろな社会課題が一層深刻化しました。貧富の差、医療の格差などが、人の命に直結しています。ジェンダー格差もその一つ。低賃金のケア労働を担う女性たちがパンデミックで真っ先に困窮し、家事労働の負担に喘ぎ、暴力や搾取の犠牲になっています。ジェンダー平等の実現こそが持続可能な社会には不可欠だと、荒れ狂う感染症の嵐の中で世界中から声が上がっています。


日本では、2月に森喜朗氏の女性差別発言がありました。あれが一つの臨界点だったように思います。男女共同参画社会を掲げながらも変化の動きが遅く、日常生活には男尊女卑が根深く残る。そんな世の中に「もうこれやめようよ、おかしいよ」「いつまでこんなことに我慢すればいいの」と一斉に声が上がった感があります。メディアの報道も、性差別は人権問題という当たり前のことをはっきり打ち出すようになりました。


世界の人口の半分が、長年にわたって性別を理由に差別されているのって、尋常じゃないですよね。女性差別は、最も当事者の多い差別といえます。女性に対する差別をなくすことは、他の様々な差別をなくすためにも重要な一歩。その認識がここ数年で年々高まってきていることが、こうして日本の世論にも変化をもたらしたのでしょう。

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