人間関係で大事にしたいのは距離感と軸

ーー人として肌蹴てきた部分を包み隠さずあらわにするには覚悟が必要だ。「相当強くなってますよね」と伝えると、「そうなの!」とニマっと笑う剛力さん。人付き合いにしても、自立した大人として一定の距離感が必要だと続ける。

距離感って大事ですよね。何に対しても。好きだからこそ、近づきたくなるし、なんでも知りたいと思うし、そばにいたいと思う。その思いは間違いじゃないけど、やっぱり近くなりすぎると、甘えだとか慣れだとか、入り込み過ぎてしまってよくないことも起こり得る。どんなに身近な存在だとしても一心同体ではない。礼儀を持って、個を尊重する姿勢は持ち続けるべきだと思います。

距離感と同じくらい大事なのは、自分の中に軸を持つこと。私は今でもグラグラしてます。『本当の自分ってなんだろう?』って。でも、揺らいでいるときこそ自分が一番成長できるときだと思っています。いろんな人と出会って、話をしていけば、当然考えや気持ちに影響を受けるし、変わっていきますよね。たくさんの視点や価値観に触れる中にいると『じゃあ自分が何をしたいのか?』に気づくことができる。最もピュアな思いに気づけるんです。

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昔は、『こう言ったら母が喜ぶかな』とか、自分の一挙一動で誰かを悲しませたくない思いが強かった。でも、それで自分が我慢ばかりしていたら、結局、私のことを大切に思ってくれる人を悲しませちゃうかもしれない。だから自分が一番どうしたいのかを常に問うのをあきらめたくない。すべての根本に人と笑顔でいたいというのがあるからこそ、自分が楽しむことをないがしろにしちゃダメだなと思うんです。一見、自分本位に見えるかもしれないけれど、まずは私自身が笑っていられることを大切にしたい

撮影/生田祐介