ギャップからの葛藤は誰しも経験すること

ーーデビュー当時から“元気でフレッシュ”が彼女の代名詞。20代前半は「このままでいいのかな?」とイメージに苦しんだ時期もあったと振り返る。

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「22、23歳のときでしたね、『いつまでも元気キャラでいていいのかしら?』と考えたこともあって。一時期は初めてお会いする人が開口一番、『すごいいい子だって聞いています!』というのが続いたことがありました。当時は『私、悪い子です(笑)』なんてはぐらかすこともありましたけど。そう言っていただけるのはすごく嬉しいこと。でも、それはそれとして受け取って、無理にイメージに沿わせる必要はないなって思うようになりました

いい人って聞いていますと言ってくれた人の前で具合が悪いときもあるだろうし、『なんかイメージと違う』と思われても、たまたま出会うタイミングが悪かっただけのこと。逆に、もし次に出会ったときに、明るく接したとしたら『あ、全然違うじゃん』と印象が変わるかもしれない。ならば、そのときどきのタイミングで、ありのままの自分でいればいいのかなと思うようになりましたね

撮影/生田祐介

イメージの自分と本当の自分。ギャップからの葛藤は誰しも経験することだと思う。今回、演じた亜矢という女性は自分の生きたいように生きている人なんですね。等身大でフラットな役柄は、今の私の気持ちともリンクしていて、お芝居ではありながらもすごくナチュラルでいられたんです。今まで演じてきた作品は、何かしら初々しさや真っ直ぐさを求められることが多かった。この映画では、娘という立場でも、キッチンカーを経営する自立した一人の女性で、そういう役を任せていただけたのはすごく嬉しかったです」