IZ*ONE解散…宮脇咲良が世界で活躍するには「韓国に戻る」しかない

松谷 創一郎 プロフィール

グループアイドルから俳優転身の成功事例も

IZ*ONEではラッパーとして活躍したチェ・イェナは、中国の芸能プロダクション・YUE HUA(ウィエファ)に所属している。YUE HUAは、STARSHIPと共同で宇宙少女を運営し、現在は『PRODUCE 48』で第3次選考まで残った2名(シヒョン、イロン)が在籍するEVERGLOWが大ヒットしている。さまざまな可能性が考えられるが、STARSHIPとの関係が良好であればウォニョンやユジンとともに新グループを結成する可能性があり、EVERGLOWをさらにドライブさせる起爆剤として加入することも考えられる。また、その人気で中国で活躍するルートもあるだろう。

メインヴォーカルとしてIZ*ONEの歌唱面を支えたチョ・ユリは、IZ*ONEを生んだCJ ENM傘下のSTONE MUSICの所属だ。そのパワフルなヴォーカルで歌手としてのソロ活動が期待されるが、韓国最大手の制作会社・CJ ENM傘下であることから、今後のさまざまな企画に登用される可能性がある(たとえば新グループのためのオーディション番組など)。

チョ・ユリ〔PHOTO〕gettyimages
 

イ・チェヨンはIZ*ONEのダンスの中心にいた存在だが、所属するWMエンタは2015年デビューのOH MY GIRL以来、ガールズグループを生み出していない。よって、彼女を中心とした新グループが結成される可能性がある。しっかり者のチェヨンはIZ*ONEでも人望が厚く、リーダーシップもある。K-POPではメンバーの不仲や最近ではいじめによってグループが幕を閉じるケースも目立ち、より高い能力の調整役やリーダーが必要とされている。

キム・ミンジュとカン・ヘウォンは、ともにそのルックスで人気を集めた。パフォーマンスで他メンバーより秀でた部分はなかったが、IZ*ONEの一員として一生懸命に努力を続けた。このふたりは俳優業への転身が有力だ。

韓国でも、グループアイドルから俳優に転身して成功する事例も少なくない。最近では、日本でも大ヒットしたドラマ『梨泰院クラス』でスア役を演じたクォン・ナラがそうだ。彼女は、ややヒットしたガールズグループ・HELLOVENUSのメンバーだった。

IZ*ONEでは、過去に映画やドラマに出演していたミンジュが俳優に転身するのは確実だ。マイペースで食いしん坊なキャラクターばかりが目立ったヘウォンは、そのルックスとのギャップで各所から引っ張りだこになるだろう。

こうしたメンバーの今後を考えていくうえで留意すべきは、最近のK-POPではかならずしもIZ*ONEでのヒットがピークになるとは限らないことだ。ひとつのグループで活動を終えても、べつのグループで新たに活躍するケースが珍しくない。

たとえば現在はソロで活動するヒョナは、2007年にWonder Girlsでデビューしたもののすぐに脱退し、その2年後に4minuteで再デビューしてブレイクした。

『PRODUCE~』シリーズから最初に生まれたI.O.Iのメンバーたちも、活動終了後にソロをはじめ、gugudanやPRISTIN、Weki Mekiなどの新グループで活躍してきた。そして、IZ*ONEでもウンビが2度目のデビューであったことは説明したとおりだ。

プロスポーツでチームを移籍して活躍する選手がいるように、歴史を重ねたK-POPでもそうした状況が生じつつある。よってIZ*ONEの解散も、さらなる活性化の起爆剤となる可能性がある。

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