五輪中止に踏み切れるか… photo by GettyImages
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菅総理は「決断」できるか…じつはいますぐ「五輪中止→総選挙」で“大勝利”できるワケ

菅政権が「東京五輪開催」にこだわるワケ

菅政権が、オリッピック開催にこだわっている。

どの世論調査でも、国民の大半は、中止か延期を求めている。三度目の緊急事態宣言が出た。それでも、コロナの感染は収まるどころか、深刻になるばかりだ。自民党の二階幹事長が、そして尾身分科会会長が、中止をにおわせる発言をした。

菅総理は、オリンピックにまっしぐらの姿勢を崩さない。

五輪開催にこだわる菅総理 photo/gettyimages
 

大東亜戦争の末期に似てきたという話もある。負けると言えないまま、ずるずる敗戦に向かっている。

菅総理にとって、なぜオリンピックがそこまで大事なのか。

だいたい、こういう段取りを考えていたようだ。

 (順風シナリオ)
 (A)コロナ対策でいろいろ手を打ち、うまく感染を抑え込む。
 (B)そんななか、オリンピック・バラリンピックを開催し、日本中が熱狂する。
 (C)その余勢をかって、衆議院を解散し、総選挙で勝利する。
 (D)自民党総裁選で、無投票で再選される。
 (E)長期安定政権となる。

でもこのままだと、こうなりそうだ。

 (逆風シナリオ)
 (a)コロナ感染がますます拡大し、オリンピック中止に追い込まれる。
 (b)菅政権が、オリンピック、パラリンピック中止の責任を追及される。
 (c)解散もできず、任期満了の総選挙に追い込まれる。
 (d)菅総理では戦えないと、菅降ろしの動きも広がる。
 (e)総選挙で議席を減らし、最悪の場合、自民党が下野するかもしれない。

こうなれば、菅総理はボロボロになって退陣するほかない。後世の歴史家は、菅政権に辛い点をつけるだろう。

菅総理がほんとうに(A)〜(E)のように考えているのか、それはわからない。けれども、広くそう信じられているのは確かだ。

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