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「ワクチン3重敗戦」で日本人は国際社会から締め出される

開発できず、獲得できず、接種できず

政府の公式サイトの数字を信用すると、65歳以上のワクチン接種完了に11年間かかる。75歳以上に限定しても、接種できるのは、当面は一部分。接種現場での医師、看護師を確保できないので、ワクチンがあっても接種が進まないのだ。そして医療従事者を求める求人広告が出されている。

他方、英米などでは接種が進み、7月頃の経済・生活正常化を目指した歩みが始まっている。

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それでも高齢者接種に11年間かかる

「政府が発表しているコロナワクチンの接種状況のデータを信用すると、65歳以上の高齢者の接種が完了するまでに、25年間かかる」。5月2日公開の拙稿「高齢者ワクチン接種に25年?デジタル政策の立ち遅れと混乱ここまで」で、このように述べた。

状況はその後どうなったろうか? 4月29日の数字は、累計で14.2万人となっている。12日から29日までは18日間だ、それで14万人だから、1日約7900人ということになる。 最初の10日間は1日あたり約4000人だったので、増えたことは増えた。

しかし、この数字で計算しても、3600万人いる高齢者の接種が完了するまでに4000日、つまり約11年間かかる。絶望的な数字であることに変わりはない。

こうなるのは、接種が始まったばかりで、まだ軌道に乗っていないからなのか? それとも、VRSというこのデータシステムがうまく機能していないからなのか?

 

妙な話しだが、政府が発表している公式データが間違っていると望みたい。しかし、ワクチン接種は、命に関わる問題だ。それに関するデータシステムがこのような状態であるのは、いうまでもなく大問題だ。

そして、最大の謎は、このような事態に対して、政府から何の説明もないことだ。

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