2021.05.09
# 半導体 # 韓国

日本の「お家芸」製造業、じつはここへきて「圧倒的な世界1位」になっていた…!

「悲観論」は間違っていた
大原 浩 プロフィール

製造装置もシリコンウエハーも……

もちろん、日本の圧倒的なシェアは前記3品目だけではない。半導体製造に欠かせないシリコンウエハーメーカーの世界1位は信越化学工業、2位がSUMCO(旧・三菱住友シリコン)であり、この2社だけで世界シェアの半分程度を占めていると見積もられる。

ちなみに、3位は台湾のグローバルウエハーズ、4位はシルトロニック(ドイツの化学メーカーのワッカー・ケミーの子会社)、5位にようやく韓国のSKシルトロンが入る。

また、半導体製造装置メーカートップ10のうち、日本企業は東京エレクトロン、アドバンテスト、SCREENホールディングス、日立ハイテクの4社。トップ15社のうち日本企業は、この4社に加えてKokusai Electric(日立国債電気から2018年に独立、KKRファンド傘下)、ニコン、ダイフクの計7社である。

半導体を製造するメーカーの主要企業15社のおおよそ半分を日本勢が占めているわけだが、その他もほとんどが欧米系であり、中韓勢はほとんど見かけない。

 

さらにミライアルは、先端のプロセッサーやメモリーに使う直径300ミリの大口径ウエハー向けでシェア4割を握る。同社の出荷容器はポリカーポネート製で、特殊な音楽用CDケースに見えなくもないのだが、ナノレベルの水準で製造を行っている半導体にとっては、ごくわずかの埃(微粒子)でも大きな問題になる。そのため、流通に使用されるシリコンウエハーのケースでさえ高い品質が要求されるのである。

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