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日本の「お家芸」製造業、じつはここへきて「圧倒的な世界1位」になっていた…!

「悲観論」は間違っていた

日本の製造業「悲観論」を信じていいのか…?

「日本の製造業が衰退している」ということが、ここ最近言われている。確かに、4月28日の「東芝、マクドナルド、日産…日本企業をぶっ壊す『プロ経営者』たちのヤバい実態」、2019年8月6日の「従業員の不信を引きずったパナソニックに復活はあるのか?」で触れた、東芝、日産、パナソニックを始め、2012年に破たんしたエルピーダメモリ、シャープなどを見ると、高度成長・バブル時代に日本経済をけん引していた製造業は「いったいどうしたんだ?」と感じても不思議ではない。

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大企業の主流を占める最終製品を製造する「組み立て業」において、日本企業の力が衰えているのは否定できない事実だと思う。

しかし、先端技術を駆使した製造業において最も大事なのは「組み立て」ではない。「材料」、「部品」、さらには「組み立て」を行ったり部品を製造したりするのに必要な「製造装置」である。この分野では、日本が世界を席巻していると言っても過言ではない。だから、実のところ世界の製造業を牛耳っているのは日本だと言えるのだ。

分かりやすいのが、ひところ大量に流れた「インテル入っている」というCMだ。当時は、現在よりもさらに多くのパソコン(組み立て)メーカーが雨後の竹の子のようにあふれていたが、殆どが過当競争と低収益に悩んでいた。

それも当然だ。最近では少なくなったが、黎明期には秋葉原にパーツを買いに行って「パソコンを自作」することは、少々の知識があればだれでもできた。つまり、個人のパソコンメーカーを立ち上げることさえ簡単なのである。

それに対して、CPUなどの部品を自作するなどという話は聞いたことがない(天才技術者なら可能かもしれないが……)。つまりパソコンの技術の核心は部品であるCPUにあるのだ。

 

「インテル入っている」という言葉も、「俺たちのCPUのおかげでこのパソコンは動いているんだぜ!」と聞こえなくもない……

日本企業は奥ゆかしいから、そのような大々的な宣伝はしないが、「日本がそっぽを向いたら」世界のどの国の製造業も成り立たないであろうことは、我々も良く理解するべきだと思う。

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