「1年間、何をしてたのかなって…」

Aさんは、こう語る。

「運営する先生から、メールで連絡が来るようになったのは進歩です。先生個人を批判するわけではなく、会場の選び方や、休業に対し公的な補助金があったとしたら、どこに入るのかが気になります。

他の会場のように、賃料を払って常時借りる仕組みにするとか、マンションに交渉するとか、できたと思うんです。非常時には会場を借りられないリスクがあるなら、違う方法に舵を切らないと……。1年間、時間があったはずなのに、何をしていたのかなって

自宅学習の場合、Zoomで指導を受けられると案内されている。「先生からのメールには、昨年同様、Zoomの実施を検討中とだけあり、実際に受けた話は聞いたことがありません。日時を設定するだけでもやりとりが必要だし、たくさんいる生徒一人一人とZoomをするのは、難しいと思います」(Aさん)

学校のICT教育は、日本は世界からはかなり遅れているが、ICTに詳しい先生がいるか、そしてその実践を許す校長がいるかいなかで大きな差がついていた。習い事でも、その塾によって差がついたことは否めない Photo by iStock
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ちなみに、Aさんの上の子が通っていた受験塾は、昨春の緊急事態時に休みになった。最初は、大量のプリントが郵送されてきて混乱した。だがその後、早い段階でZoomによる双方向授業が始まり、通うのと変わらないペースで、仲間と授業を受けられた。授業料は安くはないが、納得感があったという。

「まだZoomが広がっていない頃から、その塾の先生はZoomを使いこなしていて、感心しました。昨年のゴールデンウィークの講習も、Zoomで受けました。外に行くところもなかったため、楽しんでいました」