「自分にとって気分がいいかどうかがすべて」

インタビューでもこの疑問が投げかけられると、ビリーは次のように答えた。

“My thing is that I can do whatever I want.(意訳:私の体なんだから、何を着ようが私の勝手でしょ)”

女性の“拷問器具”とまで言われたコルセットの歴史的な背景もわかったうえで、それでもそのデザインが好きだから、自分を美しく見せてくれると思うから彼女は新しい自分の姿を彩るものとして選んだのだ。そして、こうも言っている。

「自分にとって気分がいいかどうかがすべて。整形したいなら整形すればいい。自分が着たい服が傍から見たらキツそうに見えたって、そんなのクソくらえだよ。自分が似合っていると思えば、似合ってるんだよ」

-AD-

意味も文脈も勝手に背負わせないでくれ、私は着たいものを着るんだ! という姿勢が彼女の言葉からは伝わってくる。自分の容姿がイヤで鏡を見ることもできなかった彼女にとって、鏡に映る自分の姿を見て気分がよくなることはどれほどの意味をもつのだろうか。きっと、私たちが想像するよりもはるかに大きい。

7月30日にリリース予定のニューアルバム『Happier Than Ever(直訳:これまでになく幸せ)』のタイトルを見ても、彼女の心にポジティブな変化が起こっていることが窺える。新しい魅力が開花したビリーが今後どんなパフォーマンスを見てくれるのか、いまから楽しみだ。