お金は「エネルギーの源」

「何から減らせば良いでしょうか?」とのご質問ですが、まずは普段からレシートをこまめに取り出す習慣をつけることです。レシートは、あなたがきちんとお金を払って品物を手に入れたという、ただの証拠品。仕事関係の領収書や、家計簿をつけるために必要なもの以外は帰宅後にさっさと処分するに限ります。

また、割引券は使用期限が切れていませんか? 切れているものは即処分し、切れていないものも「期限内に使えるのか」「本当に使いたいのか」を問い直しましょう。
病院の診察券は、病院に行く時にそのつど持ち出す。クレジットカードはメインで使っている1枚だけを携帯する。ポイントカードは、ポイントが貯まった時の特典を確認し、よほど魅力を感じるもの以外はもらわない。そうするだけで、随分とお財布の中がすっきりするはずです。

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また、私はこうも考えます。お金とは、人間が活動するためのエネルギーの源なのではないかしら、と。例えば、車を走らせるためにはタンクにガソリンを入れるだけでなく、燃焼させてエネルギーに変えなければいけないのと同じで、お金も持っているだけでなく「使わないと機能しない」のです。

本当に欲しいものなら…Photo by GettyImages

世間には「節約は美徳である」という考え方がありますが、実は節約にも「時間」というエネルギー、「労力」というエネルギーがかかっています。試しに、節約するためにかかった時間・労力と、節約できた金額を比べてみてください。はたして見合うだけの結果でしょうか。

「節約しなければいけない」と思い込みながら毎日生活していると、フリーザーバッグを洗って干して何度も使ったり、小さなゴミ袋が満杯になるまで捨てるのをためらったりと、不要なエネルギーを消費します。それでは心が疲弊してしまいませんか。
お金は「通貨」とも呼ばれますが、その名の通り「通過」していくものです。断捨離はモノを「出す」ことで人生の新陳代謝を促しますが、お金に関しても、呼び込むためにはまず「出していく」ことがポイントです。

そして、お金を使う時には「その時、その場の最上級を選ぶぞ!」という意識を持つこと。無理に高価なモノを買うということではなく、今自分が持っているお金を、自分が心地良くなるためにどう使うか。この選択と実践を繰り返しながら、いい循環を作っていくことこそが「お金に好かれる第一歩」だと思うのです。

そのためには、まずお財布という空間と向き合い、そこに溜め込まれた不要なモノと向き合うこと。なかなか家の中を片づけられないならば、まずお財布の中から始めてみましょう。