2021.05.14
# 新型コロナウイルス

コロナ禍で「売上半減」になっても、手元資金が3倍になる「BS脳」のヒミツ

学ぶべきはMBAでなく「母ちゃん」!?
文野 成信 プロフィール

「自社がいかに潰れず成長するか」

企業の状況を示す指標には、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)がある。

BSは、「資産」「負債」「純資産」の3要素で構成している。これらは創業時からの積み上げとなる。

一方、PLは「収益」と「費用」と収益から費用を引いた「純利益」の3要素で構成されている。こちらは直近1年間の状況を表すものだ。

経営者はPLを重視し、銀行員はBSに重きを置く。そのため同じ資料をみても、意見が一致しない。

 

経営者は金融機関の担当者に来年度の売り上げを伸ばすために助けを求める。だが金融機関の担当者はBSで判断し、来年度をいかに伸ばすかではなく、いかに潰れないかを考える。安全策を取る担当者だが、行内で融資実績も必要なため、秀でた企業には積極的に融資を提案したくなる。

となれば、経営者は「自社がいかに潰れず成長するか」を数字の裏付けをもって話せば良い。説明資料に「返済年数」「借入依存度」「自己資本比率」の3つの指標が健全であることを散りばめたほうが味方になってもらいやすい。今こそ経営者は貸借対照表で考える癖をつけ、「BS脳」への転換が欠かせない。

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