「毎日献立を考える」ってしんどすぎる…!

このコロナ禍、外出自粛の影響で以前より料理をするようになったという人も多いのではないでしょうか。筆者も慣れないながらも少しずつトライ中。

包丁で野菜をザクザク切る音、鍋からホワッと立ち上るあったかい湯気、炒め物の香ばしい香り……。料理をする中で味わえる感覚に癒やされつつも、やはり普段から自炊をしてこなかったため、ごはんのレパートリーはかなり少なく、自炊を始めて早々に「今日は何作ろう問題」にぶつかってしまった。この問題、一人暮らしならまだしも、毎日時間に追われる中で子どもや家族のためにその日の献立を考え、作っている人たちにとっては特にしんどい問題なのでは……。

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筆者が幼い頃、「今日は何を作ろうか…あのご飯はもうこの間作ったし……」と毎晩献立に悩んでいる母の姿をよく見かけた。子どもの学校の給食メニュー表を眺めながらお昼ご飯と被らない献立を考えている家庭もあると聞いたこともある(考えただけで大変すぎる……!)。

このコロナ禍で思うように遊べない、会話しながら友達と仲良くご飯が食べたいけどそれが出来ないなど、子どもも知らず知らずのうちにストレスを抱えている今だからこそ、せめて家でのご飯は楽しく味わってほしい……。栄養面や子どもの好き嫌い、給食との兼ね合い、食費など、さまざまなことに考えを巡らせながら毎日頭を捻らせている人も多いはず。何かいい手立てはないだろうか。

撮影/木村 拓

そんななか出合った、料理番組「キユーピー3分クッキング」でも活躍中の料理研究家・石原洋子さんのレシピ本『石原洋子の2品献立 おかずはいつものくり返しでいい!』は、家の冷蔵庫のストックを思い出し、家族が飽きないために考え、栄養バランスの偏りをなくして……など、毎日の献立作りに悩んでいる人たちに知恵を与えてくれる一冊。

著者の石原洋子さんは、日々の料理を負担に感じている方々にこう語ります。

「コロナ禍で外食もできない、しんどいけれど家族のために食事作りは欠かせないことです。今晩は何を作ろうと献立を立てるのもおっくうになり後回しになりがち、慌てて作るとなかなか美味しいものを作れなくなってしまいます。

先ずは『2献立』で2週間作ってみましょう。この本では14日分の献立を紹介しています。毎日、味、素材も重ならず色々なバリエーションが楽しめ、14日間作ったら、主菜のバリエーションを活用して作ってみるとまた新たな味の発見があります」

そう、この本は2週間分の2品献立を提案してくれるだけでなく、主菜と副菜のアレンジレシピも多数掲載されているので、ベースは同じながら何通りもの味わいが楽しめるような工夫が詰まっている。しかも「2週間のおかずカレンダー」付き。これを見ながら作れば毎晩献立に悩む手間も省け、また子どもの好みなどに合わせて適宜アレンジメニューを活用することだって可能! これなら、子どもも飽きずに食事を楽しんでくれるはず…!

著者/石原洋子(いしはら・ひろこ)
料理研究家。自由学園で学ぶ。卒業後は家庭料理、中国料理、フランス料理など各分野の第一人者に学ぶ。料理家のアシスタントを務めたのち独立。自宅で開く料理教室は45年以上になり、生徒さんが絶えず集まる人気が続いている。明るい人柄と、確かな技術に基づく指導に定評があり、テレビや雑誌、書籍で活躍中。著書には『料理は割合でおぼえましょう』、夫である根岸規雄さんとの共著『わが家のおかずサラダ』(共に世界文化社)ほか多数。