日本株に追い風、中国人の「爆買いが“大復活”で株価がめちゃ上がる銘柄18」全実名

大川 智宏 プロフィール

日本が「最大の恩恵」

では、実際に中国の消費者は、国境を跨いでどの国の製品を最も多く購入しているのだろうか。これについては、中国商務省が実際に公表している統計データがある。

2019年のデータだが、中国景気がコロナ禍前の状態に回帰しつつある今、有事の最中の数字よりも利用価値の高いデータだと考えられる。

図:中国 越境EC輸入国ランキング 2019年
図:中国 越境EC輸入国ランキング 2019年 出所:中国商務省
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想像通り、日本がトップ、つまり越境ECによる取引の一番人気の国となる。米国とは僅差ではあるが、3位の韓国とは倍程度の開きがあり、近隣諸国で気軽に商品を購入する対象としては圧倒的なシェアを有しているとみていいだろう。

つまり、中国国内で消費マインドが復活するとともに越境ECも急成長を遂げ、その中で日本製品が最も人気があるという状況だ。この一連の流れを踏まえれば、コロナ禍が今後早期に収束しようが、仮に悪化の一途を辿ろうが、関連業種および銘柄は強い恩恵を受ける可能性が高いと考えられるだろう。

収束すればインバウンドによる爆買いの再来、悪化しても越境ECによる非対面型爆買いの急成長への期待で、どちらに転んでも消費・小売が底上げされる可能性があるからだ。

重要な点は、すでにある程度普及が進んでいる越境ECのさらなる成長に加えて、冒頭に述べたように世界のコロナ禍を無視するかのごとく中国国内の消費意欲が急速な高まりを見せていることにある。これが、先行きが暗い日本の消費の下支え役として機能しうる一番大きなファクターだ。

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