東大医学部でも落ちる医師国家試験、「4つ間違えたら即不合格」な問題があった!

今年は「コロナ」を意識した問題も
庄村 敦子 プロフィール

それでは、今年実際に出題された感染症関連の問題の中から、一般常識でも解けそうなものを紹介しよう。

Q 世界的大流行を引き起こし、中世ヨーロッパでは黒死病として恐れられた感染症はどれか。
 
a 結 核 
b コレラ 
c 天然痘 
d ペスト 
e 発疹チフス

正解は「d ペスト」だが、世界的大流行(パンデミック)に関する話題で出てきたから、受験生ではなくても正解できる人は多いのではないだろうか。

Q 保健所の業務で正しいのはどれか。2つ選べ。

a 医療機関に立入検査を行う。 
b 選任している産業医の変更の届出を受ける。 
c 検疫感染症が流行している地域からの船舶を隔離する。 
d 業務中に結核に感染した労働者の労働災害を認定する。 
e カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症の届出を受ける。

「感染症」という言葉が出てくる選択肢もあるが、正解はとaとe。cはダイヤモンド・プリンセス号を想起させるが、保健所の業務ではなく、検疫所の業務である。

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このほか、血液検査、胸部エックス線検査、胸部CTの画像から「最も疑う感染症」を選ぶ問題(正解はマイコプラズマ感染症)、ジカ熱の知識を英語で問う問題、日本の「感染症法」における定点把握疾患を問う英語問題が出題された。

最近の禁忌肢トレンドは「やりすぎ」な治療

さて、今年はどのような禁忌肢問題が出題されたのだろうか。試験を実施している厚生労働省は、どれが禁忌肢なのか公表していないが、推測は可能である。

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